不純な動機を味方にしよう!苦手を得意にし、成績を上げた具体的な方法
こんにちは、元先生です。
あなたは小学生の頃、ニガテな科目はありましたか?ぼくは社会の歴史が1番ニガテでした。
卑弥呼とか三内丸山遺跡が青森県にあるとか、それ(漢字まで正確に)覚える必要あるの?知らなくても困る瞬間なんてこないし。
と、テスト前に言っては親を困らせてばかり。
そんなぼくは、あるとき不純な動機4つと出会いました。すると社会の成績が右肩上がり!
最終的に、ニガテな社会は得意科目に転じ、県の模試で社会の偏差値72(順位は16位だったと思う。)を取るまでに成長したのです。
兄のゲーム姿に触発された
まだ4年生くらいのときに、兄が楽しそうにテレビゲームをしてました。それはプレステの「信長の野望・天翔記」です。
戦国大名を選び、全ての城を攻め落として全国統一を目指すゲームです。
シナリオがあるわけではなく、普段は城をかためたり農作をし、ここぞというときに戦争をする。
同盟を交わしたり暗殺を企てたりして有利にすすめようとするも、頼りにしていた家臣が伝染病で急死したり・・・。
このような細かい機能が好きでした。
ただゲーム自体は難しそうだったので、兄が遊んでるのを見ていただけです。あとは攻略本を見て、どの武将が戦争で強いのか眺めていました。
ゲームなので信長が天下統一するような歴史的事実と異なる事態も多々起こりますが、それはそれで面白かった。
こうして、興味なかった歴史に興味を持つようになったのです。
きっかけはおもしろそう!だった。
【ポイント】
・正しい知識は後回しでいい
・ 興味の入口はゲームでOK
歴史マンガがゲームの世界と重なった
ゲームはあくまで眺めていただけだったので、しだいに飽きてきます。次に興味を示したものは「小学館版学習マンガ―少年少女日本の歴史」です。
たまたま家にあったのは10巻と11巻だけでしたが大当たり。
10巻11巻がちょうど戦国時代の内容だったので、先ほどのゲームの登場人物や出来事と重なる部分が出てきます。
しかもゲームにない人物描写やセリフにイラストがあるから、出来事が映像で頭に入ってくる。
そのおかげで、点だった知識がしだいに線で結ばれていったのでした。
気づけば「少年少女日本の歴史」を全巻よむほどに興味を持っていました。
ぼくは残りのマンガを買ったわけではなく、図書館で借りては読んでの繰り返し。全巻読破までは道のりはすぐだったことを覚えています。
ぼくが歴史で人並み以上の成績を取り始めたのはこの頃。
マンガが自宅に1冊もなければ、そもそもこのマンガに出会えてなかった。
【ポイント】
・マンガのおかげで戦国時代から歴史全体に興味が広がった
・興味を持ったところから知識を広げればいい(縄文時代からスタートしなくていい)
エロとグロに興味そそられる
少年少女日本の歴史を読んでるときに、図書館にはそれ以外にもおもしろい歴史マンガがあると兄が教えてくれた。
そこで見つけた本がこれ。
少年少女日本の歴史よりエロく、そしてグロい。当時のぼくにはちょっと大人向けの歴史マンガ。だからこそ思春期だったぼくは興味そそられ、1人こっそりその本を読んでいた。
【ポイント】
・刺激的な本が起爆剤となった。
学校のアイドルに近づきたい
社会(歴史)のテストで100点をとった女子がいるという情報があった。
名前を聞いたが知らない子だったので、教室まで行ってその子を探した。そしてお目当ての子を見つけた一瞬、ぼくに稲妻が落ち呼吸が止まった。
それはとてもとてもかわいかった。(めちゃくちゃ肌が白い!)
この日を境に、ぼくは今まで以上に社会を勉強するようになった。目的はただ1つ、接点を作るためだ。
へぇ~、君もあのテストで高得点だったんだ。すごいじゃん!
といったセリフを言うのを目標にし、単語を頭に詰め込んでいた。
結果、どうなったかというと
ぼくは模試の社会で偏差値72をとり、アイドルは学年2位のイケメンと付き合っていた。残念ながらぼくではありません。人生の厳しさを知った瞬間でした。
【ポイント】
・モテたいが勉強の動機で構わない
まとめ
おもしろそう・エロい・グロい・モテたいが行動したきっかけです。最後の学校アイドルの話を除いて、ぼくは歴史を勉強しているつもりは一切ありませんでした。
ニガテが得意に変えれたポイントは3点。
①興味を持つきっかけと、興味を広げるきっかけが自宅にあった。
②好奇心が向かう方向に行動した結果、知識がついて勝手に成績がよくなった。
③やらされてる感覚がなかった。
偶然が重なって上手くいった部分も多いですが、ある程度つくれます。ぼくの場合、ゲームとマンガ。
別にNHKの大河ドラマでもいいですし、司馬遼太郎の歴史小説でもいいです。
興味を持ってもらえれば、きっかけは正直なんでもいいです。 それが不純な動機であってもモチベーションに変わりますから。