おいもさんち

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新社会人は入社前の準備をする前に直観力を磨け!ウツになるぞ

この人とは気が合いそう・なんか悪い予感がする。といった「なんとなく」の感覚が当たった経験はありませんか?

メンタリストDaiGoさんがその感覚の正体である「直観」について書かれた本を出版しました。この本、新入社員の方に読んでいただきたい。

 

 

 

直観はオカルト的なものではなく、れっきとした脳の論理的思考なんですよ。

直観とは、積み重ねた知識や経験、記憶のデータベースから引き出された答えのこと。科学的根拠のプロセスなのです。

狩りをしていた頃をイメージすれば分かると思いますが、目の前にライオンやゾウがいたときに「敵かどうか、もう少し様子を見てから判断しよう」とかやらないですよね。

死と直結する場面で悠長なことしてられないので、直感で正しい判断を下す能力が人には備わっているのです。

イスラエルの大学の研究で直観は90%ほどの確率で当たることが証明されています。

 

かといって、仕事の場で直観で選びました!なんて言ったら直感なんてアテにするな、常識やデータを信じろ!など怒鳴られそうです。

 

だからなおさら働き始める方には「直観力」を読んでほしい。「入社1年目の教科書」と同じくらい読んでほしい。

「入社1年目の教科書」は働く上でのバイブルだったりお守りだったり、人それぞれ用途はあるし、確かにいい本だよ。

でもね、働き始めたら人間本来の能力である「直観」がどんどん鈍っていきますから.

もったいなくないですか?備わっている直観力を保つ・高めていくためにも「直観力」を読んでほしい。

 

 

※今なら期間限定で直観力セミナー動画が見れますよ! 

 

直観がないと鬱になる、もしくは死ぬ

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リスク管理するうえで直観は欠かせない存在になります。いや、大袈裟とかじゃなくて。

ただ、ここで大事なのは、それが最初の直観、余計な情報がないまっさらな状態での話だということ。

直観に余計な情報が入り込むと、それが、”色眼鏡”になって偏りが生じ、その直観の精度はガクンと下がってしまうのです。

その”色眼鏡”を7つのうち2つを紹介します。

 

1つ目は自分にとって都合の悪い情報をムシすること。

 

簡単に言えば「自分にそんなに悪いことが起こるわけがない」ってやつ。その例として本書では、オレオレ詐欺振り込め詐欺を紹介しています。

家主が出張中に詐欺電話がかかってきて「事故に巻きこまれたから、明日までにウン百万円必要になった。」のような話で振り込んでしまう。振り込んだ翌日、家主が元気に帰宅してあらまビックリ!「まさか自分が!」なんてことになるのです。

 

2つ目は行動に迷ったら周りに合わせること。

 

「赤信号みんなで渡れば怖くない」というギャグをみなさん知ってますよね。こいつです。

「みんなが渡っていれば自分も大丈夫だろう」と過信してしまうのですよ。

 

「みんながそうだから」は非常に厄介で油断してると死にます。

 

企業であれば「ライバル社も残業してるから自社も残業する」→働きすぎ過労死。

職場であれば「上司・同期が残業してるから自分も残業しよう」→働きすぎウツ。

「誰も退職してないから、まだ退職しなくても大丈夫」→メンタルやられて鬱。

 

直観で「これは…ヤバイ!」と感じても行動できない。みんな動じてないんだもん。

 

「まだ大丈夫」とか言って己を過信するな!直観を信じろ!ヒトは案外もろい。会社は守ってくれない。

 

だって過労死ラインは80時間と言われているにもかかわらず、国は残業の上限を「月100時間未満」にするか否かについて議論してましたし。

これのどこが「働き方改革」なの?停滞という名の衰退でしょ。

 

80時間を越えたらヒトは死にます。80時間未満でも体を壊す人だっています。

残業100時間を認める=過労死を認めることです。

公務員も会社員も残業してるから、残業しないと社会が回らないと思い込んでるからなんですよ。

 

そんなはずはないのに。この本読むと働き方があまりにも違うんでため息でます。たくさん休んでも、生産性が高ければ仕事なんて回るんですよ。

「残業なしにしましょう!」とか宣言してほしい。残業なしはまだ厳しくても、せめて「残業は月に30時間までにしましょう!」 とかね。

 

お国のために命を犠牲にしないでくださいよ。

かといって直観で「この会社ヤバイ」「この研究室ヤバイ」となるときに、すぐ行動できるかと言われたら難しい。

再就職できるの?収入源なくなる!辞めたこと・所属期間を履歴書に書かないといけない。とか思うことはいっぱいある。

でもね、心配事が起きてもまぁ何とかなるよ。ぼくは何とかなった。ただ、逃げ時は予め決めといた方がいい。

多くの人はズルズルと合わない環境に居続けるけど、それは「国より命が大事」「会社より命が大事」「仕事より命が大事」とは分かっていながら逃げない方を選んでることだから!

ぼくはすぐ撤退した結果、前より健康になった。

 

直観を鍛えるために書き起こそう

少し話題がそれてしまいましたね。おさらいすると「まさか自分が」「みんなそうだから」がぼくたちの直観を鈍らせます。運動しないと体が固まるように、何もしないと頭も凝り固まって直感が機能しなくなるのです。ですが嬉しいことに直観は技術なので、筋トレするように鍛えてることができます。

 

何事も創意工夫したり有酸素運動に読書といった方法もありますが、それよりも単純に直観を書き出して記録することが有効。直観が当たったかどうか見返すことができるので、チェック&フィードバックしていきましょう。

 

私も一時期『直観日記』なるものをつけていたことがあります。

とDaiGoさん自身も鍛えていたようです。本書ではこのように紹介しています。

たとえば、初めての仕事を受けたときの印象もそうです。いちばん最初の顔合わせや打ち合わせに参加したとき、なんとなく感じた直観――

「これはおもしろそうな仕事だな」

「うまくいきそうな気がする」

「楽しく仕事ができそう」とか。

ときには、

「なんか、すぐポシャりそうだな」

「なんとなく面倒なことが多そうだな」

「イマイチ、気分が乗らないな」

ということもあります。

 

こうした直観で感じた印象をスケジュール帳にメモします。「いいな」「おもしろそうだな」と思ったら〇、「微妙だな」と思ったら△、「ダメそう」と思ったら✕、という具合に書いておきます。当然、その場にいる人たちには見えないように。

そして実際に仕事が動き出したあとで、答え合わせをします。最初に書いた記号の横に直観どおりだったら◎、直感とは逆だったら✕を書く。

(中略)

さらに「こんなときは当たった」「こういう状況では外れた」「人の印象だと当たる」といった自分なりの”考察”をつけておきます。そして別の機会ではその考察をもとに直観を記録し、当たるかどうかを検証する、という具合です。

このように予想→行動→ふり返るトレーニングをしていくことで直観の精度は上がっていくのです。

 

DaiGoさんもつけていた『直観日記』を作ってみた

先述したように直観は鍛えられます。中でも効果的な方法は直観を文字に起こすこと。

DaiGoさんは、より多くの刺激が脳へ伝わる点でキーボードでタイピングするより手書きを推奨しています。

ですが正直、管理の面で使いづらい。直感が働いたときに紙とペンを取り出しても、メモ用のノートを常に持ち歩いているわけでもないからです。

 

そこでDaiGoさんが使用していた『直観日記』を上記の説明をもとに作成してみました。

 

グーグルドキュメントの共有リンクにアクセスしたうえで、エクセルファイルをダウンロードして下さい。 

 

実際のファイルはこちらです。

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直観で感じた印象メモし、「よさそう」・「微妙だな」・「ダメそう」から選択。行動したあと、直観通りかそうでないかを検証・考察。

いたってシンプルなシートになっています。

 

さらに、「なんとなくうまくいったこと」を書き出すシートもついてきます。

こちらは自分の直観を信じるためのトレーニングとして紹介されています。直観を活かすための土台作りに利用してください。使い方は直観に従って行動した結果、いいことがあった内容を書くだけです。

 

中身はこちら。 

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自分の選択が当たったこと、直感がいい結果を生んだことに、意識的に目を向けることが重要なのです。

そうすることで少しずつ「自分の直観は、すごくではないけれど”そこそこ”は当たる」という自信を持てるようになっていきます。

 

本を読むだけで終わらずに、アウトプットして直観力を今よりも高めていきませんか?正しい判断をするために。