おいもさんち

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元教師が明かす定期テストの作り方

こんにちは、元教師のおいもです。

 

定期テストは誰が作るのか知ってますか?それは先生です。ではテストに癖や傾向が現われるの知ってますか?

 

あるルールに基づいてテストを作っています。どのようにテストを作っているかがわかれば、どんな構成になるかあなたにも予想できるのです。

 

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テストを作るときに意識していること

先生はテストをテキトーに作っているわけではありません。どの先生も次の3つを意識しています。

 

テスト範囲から出題する

どの学校もテスト範囲表なるものを1週間前に配ると思うが、その範囲に関する問題を出題している。

 

テストの平均点を想定する

ぼくの場合、50~60点に収まるよう作っていたが、進学校だと40~50点のときもある。生徒のやる気に合わせて高く・低くなるよう作る。学力推薦の関係上、点数をばらつかせる。

 

解答時間と問題数を決める

制限時間内に解答できる量で作成するが、進学校だと「絶対時間たりねぇ笑」なんてこともザラ。

 

想定した平均点になるよう工夫してること

単純にテストの中身は、見たことのある問題と見たことのない問題と難易度で構成されます。

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それで平均点を調整するために、かんたんな問題・難しい問題を必ず出すようにしています。こうすることで、平均点が高すぎたり、低すぎたりするのを防いでいます。

 

ぼくの場合、かんたんな問題を30点・難しめの問題を10点・初めての問題を30点にしたら平均点は50~60くらいになりました。

 

ちなみに見たことある問題・初めて見る問題とはこちら ↓ です。

見たことある問題:板書した内容、配布プリント、生徒が使っている問題集

初めて見る問題:他の問題集、赤本、過去問、自作

 

見たことある問題を1問でも多く増やすこともテストで高得点を取るコツです。

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ぼくはテストこう作る

ぼくがいた高校では、3つの問題集と配布プリントでテストを作成していました。生徒が使っている問題集と他の出版社の問題集から半々くらい出してました。

 

配布プリント:生徒の問題集:他の問題集=3:2:5です。あとは記述式を記号問題に変えたりしてました。

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進学校用にテストを作るなら、配布プリント・2つの問題集・センター過去問・〇〇教育大学の過去問で作成します。教育大学は良問が多いです。筑波大学も旧:東京教育大学なのでおすすめ。

 

ぼくにとって大事なことはいかに早く質の高い問題を作かです。なのでオリジナルは作成・見直しに時間がかかり、質も高くないので作りません。さらに言えば、問題集の出版社が問題のデータをくれるので、コピペすれば作成に時間がかからない。

 

テストの傾向を知る方法

テストを作る人が変わらないなら、傾向が大きく変わることはありません。前回のテストを見れば、どの問題集からどの割合で出題されているか分かるので対策できます。

 

つまり先生が使っている問題集が分かれば、答えを暗記で高得点をたたき出せるのです。(成績は上がるが、力はつかないけどね。)その問題集は職員室に行きけば分かる!先生の机の上を見るのだ。そこにある問題集から出してる可能性が高い!

 

この仮説 ↑ をもとに質問がてら問題集を特定しに行ったんだけど、見つけたのがこいつだった。全ての大学の過去問がのってる問題集ね。このようにヤマ張れないこともあるから注意。やってみる価値はあります。